『Tableauダッシュボードの活用で1.5時間かかっていた作業が5分に!』
大幅な作業効率UPを実現しリソース不足を解消
導入事例:株式会社エコリング様
「株式会社エコリング」は、買取店舗数No.1の「エコリングオークション」を運営し、お客様からブランド品・貴金属・不用品を高価買取し、店頭売りをせずインターネットオークション・業者間取引・海外店舗で販売する、新たなリユースビジネスを確立しています。
- 年間ご利用数・約37万人
- 業界最多の国内店舗数・202店舗
- 年間取い扱いアイテム数・50万点以上
- 在籍鑑定士鑑定士・200名以上
また、オークション事業は国内最大級となり、ブランド品専門の古物ネットオークションの「エコオク」、家具・家電・雑貨・ホビー・アパレルなどの古物ネットオークションの「エコトレ」の運営を行っています。
今回、なぜキーウォーカーの要件定義~Tableauダッシュボード制作までを依頼することになったのか?
株式会社エコリング 常務取締役 販売事業部門 合田香織様にその狙いと導入に至った背景を伺いました。
日本およびアジア地域で不用品の買取を中心としたリユースサービス事業を展開
ーーはじめに、事業内容や業務内容についてお聞かせ下さい。
合田様:エコリングの事業内容は中古品の買取販売事業をいわゆるリユースという総合リユースの企業で、現状全国に200店舗ほどの買取専門店があります。そこで買取をさせていただいた商品や、販売のバイヤーがいますので全国津々浦々の市場で購入をした商品と、同業の皆様からお預かりさせていただいた商品をオークション上でプロのバイヤーさん向けに販売をする事業がメインの事業となっています。
また、もう1つはフランチャイズ事業もやっておりますので、こちらに関しては我々のお店、既にオープンして運営をしているお店自体を、異業種の方に運営をしていただく際のオークションプラットフォームを提供しています。
私のメインの事業としては、常務取締役として販売全体を統括しております。現状の販売実績の責任から今後会社として利益を出していく新規サービスの部分を増やしていくことがメインの業務です。
企業の成長と共にリソース不足によるデータ集計の負荷が課題に
ーー「Tableauダッシュボード作成」「Tableau QAサポート」 導入前に業務上課題となっていたこと
合田様:私達の会社には基幹システムと呼ばれる在庫から売上集計をするシステムがあるのですが、あくまでもそれは数字をアップロードしてデータが蓄積されていくだけの仕組みになっているので販売状況や買い取り状況、オークションの運営はどうなってるのかとなると、やはり基幹システムやオークションのシステムからデータをダウンロードして加工し、そこからスタートという状況になっておりますので、基本的にその作業をしているのが私とエコリングの親会社であるエコリングジャパンホールディングスのCFOの方です。
ここ数年2名体制でやってきており、この先の数字を見ていく上で現状を知ろうとすると私達が動かないと難しい状況でした。ただ、5年ほど経ちオークションのプラットフォーム事業が業界のトップ3に入った頃から多忙により集計データを作ることが困難になってきたこと、機動力がないことが課題となっていました。
私が毎月末に作るデータをもとに、月初に営業メンバーがそれを見て営業するのですが、月末月初に立て込んでいるとそのデータが月の中頃になってしまうことがあり、その部分の手間を解消するためにはきちんとしたツールを使ってもっと見えやすいデータを作るようなトレーニングをしていきたいと考えるようになりました。
専門性が高いダッシュボード作成と自走支援に魅力を感じた
ーーキーウォーカーを選んだ理由
合田様:元々Salesforceの方から様々なサービスについてご案内があったのですが価格面や基幹システムとの兼ね合いで難しかったため、今手元にあるエクセルのCSVデータを加工してできるようなことはないかと相談したところ、Tableauを提案されました。
Tableau自体は数年前から経理部がBIツールを作りたいという話を聞いたことがあったので話を伺ったところ、Tableauを使いこなすにはかなりハードルが高いと感じました。そこで一度専門性の高い企業様に作っていただいた上でスキルを上げて自社で運用していく形も多いという話も聞き、費用感や運用イメージを具体化するためにご紹介いただいたのがダッシュボード作成と自走支援を行っているキーウォーカーさんでした。
すぐにでも始めたかったので、全く他を検討することもなく1度お話を聞いてキーウォーカーさんにお願いすることにしました。
結果的には良い企業様をご紹介いただき良かったです。
ーー弊社のどこに魅力を感じ、任せてみようかと思っていただけたのでしょうか?
合田様:基本的には担当の方がきちんとされていて、私達がよくわかってないところに丁寧に対応していただきました。 説明が的確で、かなり細かい話まで事前にお伺いできたので、非常に安心感がありました。
1.5時間かかっていた作業が5分に!大幅な作業効率UPを実現
ーー「Tableau要件定義」「Tableauダッシュボード制作」 を利用した後の効果
合田様:
私たちがTableauを導入したいと思った理由の1つでもあるのですが、今年から部署の編成を大きく変え、営業メンバーには営業だけに専念してもらうようにしました。そこで彼らが外出でもデータを見られるような環境を作りたかったのですが、エクセルだと外出から戻ってきて最新版に更新して、また外へ出て行くような形になり、リアルタイムで更新されることが難しい状況だったためTableauを導入しました。
利用した効果の1点目としては、これまで私の作業で1.5時間程かかっていたものがたった5分で終わるようになりました。データをダウンロードして送り込む作業のみとなり、月初の仕事が格段に減りました。
2点目としては、営業メンバーが電話で営業する際に、自分の担当のお客様のデータを見ながら細かい提案ができるようになったことを聞いておりますので、一定数効果があったと思っています。
今は次から次へとやりたいことが出てきており、今後どうしていこうか検討している段階です。
専門的なアドバイスとコミュニケーションで希望通りのダッシュボードに
ーー「Tableau要件定義」「Tableauダッシュボード制作」 の良かったところ
合田様:基本的には作りたいものに対してコミュニケーションを重ねて希望通りのダッシュボードを作っていただけたので良かったと思っています。
やりたいことに対して専門的なアドバイスをいただけたことと、選択肢を広げるために、色々なパターンのご提案で引き出しを増やしていただいたので、その引き出しから選べたことも非常に良かったと思いました。
ーーキーウォーカーの評価についてお聞かせ下さい。
合田様:導入前は、「そもそもTableauとは何だろう?」という疑問がありました。ダッシュボードだけが世の中でクローズアップされていて、その裏側はほとんどわからないことが多かったため、BIツールでどんなことができるのだろうという疑問が多々ありました。
しかしながら、作成中もこまめに見せていただき、最終的に出来上がったものも、私達が思い描いていた内容がきちんと反映されていましたので、全く不安はありませんでした。
データから得られる情報をもとに新たなサービス追加を目指す
ーー今後の展望について
合田様:
現在、ライセンスの所有数が少ないため、私が作り始めているものを皆で共有できるような状況にしたいと考えています。
作っていただいたダッシュボードは、お客様の動きが可視化されたものなので、それを更に深みのある内容にしていき、ユーザーがどのようなページにアクセスしてるかも含めて見られるような状態にすることと、オークションがどのように構成されているのかの部分も検討したいです。GMV*、落札率、参加国、価格、構成など、様々なデータを少しずつ作り始めているので、それらを見ながら今後の展望をきちんと自分たちで出していけるような組織にしていけたらと思っています。
もちろん感覚的なものも非常に重要だとは思いますが、私自身は数字が全てだと考えておりますので、例えば落札率が下がるには何らかの要因があるはずで、それをデータから読み解き、潰していくような形で理屈と同時にサービスを追加していきたいと思っています。
ーーこの度はお時間頂きありがとうございました。引き続きよろしくお願いいたします。