Tableau 2024.2の新機能:Prep Conductorタイムスケジュールの自由度が向上

7月1日にTableau 2024.2がリリースされました。
https://www.tableau.com/ja-jp/products/new-features
様々な機能が追加されておりますが、今回はPrep Conductorのタイムスケジュールについて紹介します。スケジューリングの自由度が高まり、設定や管理が楽になりました。

従来の機能

これまでPrepフローの定期実行のタイムスケジュールを組む時は、1日の特定の時間に1回だけ実行する形でしか設定できませんでした(例:毎日19:00に実行、毎週水曜日の12:00に実行)。もし1時間おきにフローを実行させたい場合、実行時間を1時間ずらしたタイムスケジュールを何個も複製する必要があり、管理が面倒でした。

新しい機能

今回のアップデートにより、Prepフローを1日の中で繰り返し実行するスケジューリングが可能となりました。タイムスケジュールを何個も作る必要がなくなり、管理が楽になります。

設定方法

従来と同様に、タイムスケジュールの設定画面から選択できます。画像では、毎週水曜日の16:45~20:45の間で1時間おきに実行するようにスケジューリングしております。他にも2時間毎、4時間毎、6時間毎、7時間毎、12時間毎の設定が可能です。

実行結果

タイムスケジュールを一つしか設定しておりませんが、16:46開始と17:46開始の2回分実行できております。勿論、単一のフローだけではなく、リンクされたタスクへの繰り返し実行も設定可能です。


まとめ

今回はアップデートにより自由度が上がったPrep Conductorのタイムスケジュールを紹介しました。運送会社の配達状況のログなど、データによっては1日に何度も最新データを更新する必要があります。そのようなデータを扱うときに、この機能を用いれば効率よくタイムスケジュールの管理ができるのではと思います。 ShtockData

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