昨年末Dataikuの新バージョン13.3.0がリリースされました!
13.3.0リリースノート
https://doc.dataiku.com/dss/latest/release_notes/13.html#version-13-3-0-december-5th-2024
今回は新しい機能の一つ、プロンプトを入力することによってレシピを自動で生成する、Generate Recipeの機能を紹介したいと思います。
2.Generate Recipe
Generate Recipeはプロンプトを打つと、自動でレシピを生成してくれる機能になります。今回は以下のようなデータセットに対して試してみたいと思います。
以下のデータセットにあるip列から地理的情報を抽出します。
Dataiku上でGenerate Recipeを使う場合には、Settings>AI ServicesからAI Prepare&Generate RecipeでEnable AI Prepare & Generate Recipeをチェックします。
チェックするとフローの画面でGENERATE RECIPEが表示されます。
選択するとプロンプトを入力できる画面が現れます。
以下のようなプロンプトを入力し、GENERATEを選択し、CREATE RECIPEを選択します。
参考プロンプト IPアドレスから地理的情報を抽出してください。
実行すると、プロンプトに対応したレシピが生成されます。今回はPrepareレシピを用いてIPアドレスから地名を生成するプロセッサーが生成されます。
このような形で簡単に目的に沿ったレシピが生成されます。
他にもPrepareレシピだけでなく、Groupレシピに沿ったものも生成されます。
プロンプトの内容によって、用途にあったレシピが生成されます。
3.終わりに
Generate Recipeは、プロンプトを入力するだけで自動的にデータ整形のレシピを生成してくれる便利な機能です。
複雑なデータ処理の手順を一から考える必要がないため、データ整形のとっかかりとして利用できます。
この機能は、データ整形を初めて行う人にとっても作業のハードルを大きく下げてくれます。
適切なレシピが自動で生成されることで、効率的なデータ整形をスタートでき、専門的な知識がなくても使いやすい設計で、データサイエンスや分析の初心者から経験者まで幅広いユーザーにとって価値のある機能だと思います。