アジャイルの体験として”紙飛行機ワークショップ”を開催しました!

イントロダクション

曖昧で不確実性が高まる今、アジャイル開発に注目が集まっています。アジャイル開発は、新しい機能を短期間で継続的にリリースしていくソフトウェア開発のアプローチです。目まぐるしく変化する市場やニーズに柔軟に対応していくための手法であり、同時にマインドセットの持ち方でもあります。 今回は、keywalkerデータサイエンス部の若手メンバーにもアジャイルの本質を楽しみながら理解してもらうために、紙飛行機を使ったアジャイル体験ワークショップを実施しました。その様子を皆様に共有したいと思います!

紙飛行機ワークショップ

実際のワークショップはこんな感じで実施しました。

まず、4名程度でチームを作り、A4用紙から紙飛行機を作って飛ばします! ただし以下のルールがあります。

A4の紙を4つに切って使う 紙飛行機の先端はハサミで丸くする 一度折ったらほかのメンバーに渡す(連続で折らない) 紙飛行機を飛ばすのは1回につき1機(まとめて飛ばさない) 紙飛行機を飛ばすのは1機につき1回(同じ飛行機を何度も投げない) 各スプリント終了時の仕掛品は破棄する

このルールのもと、以下の流れで4回のスプリントを回します!

  1. 計画(1分)
  1. 実行(3分)
  1. 振り返り(2分)

実際の様子

早速作り始めます!「一度折ったらほかのメンバーに渡す!」というルールには慣れが必要です。ちゃんとチームでどんな飛行機を作るのか意識を合わせておかないといけませんね!

早速飛ばしてみましょう! 力み過ぎると失敗してしまうのだ、飛ばす技術にも慣れが必要です!

作り方自体を試行錯誤しながら完成させていくチームもあれば、作り役、飛ばし役を分割して効率化するチームもありました。たかが紙飛行機、されど紙飛行機。チームで効率的に作業するためにいろいろなアイディア・工夫をスプリントの中で試しました。

結果発表! どこのチーム一番効率性を上げることができたのでしょう!?

傾向として、スプリントを重ねるほど生産性や見積精度が向上していると感じました!

振り返りと学び

参加者のフィードバック

  • 「ボーナスタイムを通じて、普段、当たり前のように思っている活動ルールを見直したら、生産性が向上するかもしれないことを体験します。」とあり・・・なるほどチームでは、「紙を1/4に切らない」という選択をしたところ、折る作業についてはちょっと遅くなりましたが、大きいほうが安定して飛ぶ ということが分かり、成功率が上がりました。確かに、普段当たり前と思っているルールも見直してみるのは必要なのかもしれませんね!
  • 紙飛行機なんて数十年折っていなかったので、飛ぶ紙飛行機を作るより紙飛行機を作ることに最初は工数がかかりました。。。笑 私のチームのボーナスタイムでは一度作った飛ばなかった紙飛行機に改良を加え、また飛ばす、これを繰り返す、、、とんだ飛行機の折り方覚える、次のステップで飛ぶことが担保された紙飛行機を量産しました。何事もいいものを作るためには、最初の分析が大切だなぁ、、、と改めて体感したワークショップでした。
  • 初めはチーム内でどのような形状を作るのかの一致もできてなかったのですが、回数を重ねるうちにチーム内での認識の一致や、より量産できる形状などがわかってきて生産数や予実の精度が上がっていきました。適応していくことや、チームとしても成長していくことなど、アジャイルの要素は体験できたのかと思います!

運営側として更に良い内容にするためには

初めて実施してみましたが、思った以上にアジャイルの要素が詰まっていてやって良かったなと感じています!

ただ、とりあえずやってみるの精神で開催したため、次回以降は以下のような点も気をつけながら、内容もブラッシュアップしたいと思っています。

  • 各チームのディスカッションなどを残して共有や振り返りがし易い状態にする
  • 制約を外す、元に戻すなどの意図の理解

おわりに

私たちはデータサイエンスのチームですが、データサイエンスのプロジェクトとアジャイルは無関係ではないと改めて感じました!

今後は、データ可視化・ダッシュボード作成のプロジェクトでも、MVPをつくりながら、実際に手に触れるものをベースにカイゼンを繰り返すことにチャレンジしていきたいと思います。

参考

今回のワークショップは以下の記事を参考に開催させて頂きました。 詳細な開催ルールなどはこちらをご覧ください

https://qiita.com/yamayoshii/items/73f7d21d7c8bfa646747

ShtockData

お問い合わせフォーム

お問い合わせ項目を選択してください